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講習会参加報告1_第17回七隈整形外科懇話会

理学療法士(PT)の村上です。去る8月25日(金)にタカクラホテル福岡で開催された『第17回七隈整形外科懇話会』にPT牛嶋、PT木村、PT村上の3名で参加してきました。内容は、福岡腎臓内科クリニック透析室長の谷口先生が特別講演Ⅰとして『骨代謝回転を考慮したDenosumab治療』について、そして千葉大学大学院医学研究院整形外科学教授の大島先生が特別講演Ⅱとして『腰椎疾患の診断と治療、当院の試みと今後の展望』について講演してくださいました。
 
 特別講演Ⅰは、私たち整形外科で勤務するPTがあまり得意ではない『内科の病気をもった患者さんの、骨粗鬆症に対する薬を用いた治療』のお話でした。内科的な病気で「寝たきり」とも関係する「大腿骨頸部骨折」が起こりやすくなったりもするので、私たちも知識として知っておかなければなりません。病気によってはカルシウム、ビタミンDをとったり、牛乳を飲んだりすることが悪い方向に働くこともあるようで、大変勉強になりました。ただ、「骨粗鬆症」にならないためには、まず「成長期にしっかり骨を強くしておく」ことが重要らしいので、子どもの時にしっかり体を動かしておきましょう(すでに子供でない方は、お子さんやお孫さんに教えてあげてください(笑))!
 
特別講演Ⅱは、最近ちまたでもよく耳にする『腰部脊柱管狭窄症』が中心のお話でした。60%は手術をしなくて大丈夫で、多くの場合は「運動療法」で改善し、体の筋量が減ったり姿勢が悪くなったりすると、徐々に悪化していくとのことでした。また筋量と骨密度は比例するとのことで、改めてリハビリでしっかりと身体を動かし、運動していくことが重要だと感じました。さらに「いわゆる腰痛」は心理面や睡眠とも関係しているようで、心も身体も元気で、楽しく運動し、気持ちよく眠るという「いわゆる健康」がとても重要であると再認識しました。
 
今後も患者さんたちに「より良い医療」を提供するためにスタッフ一同勉強していきたいと思います。そしてその内容をホームページにアップしていきたいと思いますのでよろしくお願いします。
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