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講習会参加報告5_NSAIDsとしてのコキシブを再考する

先日の9月9日土曜日、「NSAIDsとしてのコキシブを再考する~患者さんの治療満足度向上を目指して~」という講習会に参加してきました。少しとっつきにくい題名かもしれませんが、NSAIDsというのは医療に使用されている痛み止めの1種であり、その中にも様々な種類があります。その中の1つであるコキシブというのは比較的新しく開発された薬剤になるのですが、コキシブはほかの薬剤と比べて潰瘍発生率が低く、腎機能障害も起こしにくいといったものでした。

整形外科に来られる患者さんはほとんどの人が痛みを患っており、痛みをコントロールするというのは整形外科医にとって非常に重要なファクターとなります。しかしながら痛み止めの薬というのは諸刃の剣みたいなもので、必ず副作用が付きまといます。その為、痛み止めの処方も常に鎮痛効果と副作用を考えながら処方していくことになります。そんな中で今回の講演の内容は、痛み止めの処方の幅を広げてくれる非常に有意義なものでした。

患者さんにとって、一刻も早く痛みをとってほしいというのは当然のことなのですが、鎮痛効果だけではなく、飲んでいる薬の副作用についてもちょっと考えて頂いて、少しでも気になることがあれば気兼ねなく相談してもらえればと思います。

院長

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