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講習会参加報告8_第13回筑後整形外科・リハビリテーション研修会_金澤

先日の11月14日久留米で開催された第13回筑後整形外科・リハビリテーション研修会に参加してきました。その中で大きな講演は2つありまして、1つ目は「下肢のスポーツ障害に対する診断と治療」というタイトルで、久留米大学医療センターの野口幸志先生の講演でした。野口先生とは大学時代共に仕事をし、年齢が近いこともあって、苦楽を共にしてきた仲であります。今は足関節領域の第1線で、バリバリ診療にあたっておられます。その野口先生の講演内容ですが、足関節の診断/治療に対する運動器エコーの有用性を実際の症例を挙げながら、わかりやすく紹介していただきました。この講演を聞いて、あらためて運動器エコーの可能性と重要性を感じました。

 

 

 

2つ目は名古屋大学石黒先生の講演で、「リウマチ患者での抗RANKL抗体治療の可能性」というタイトルでした。近年では抗リウマチ薬や生物学的製剤の発達により、リウマチの関節破壊はかなり改善されてきているのですが、完全に克服されているわけではなく、日常生活で困っている人が実際にまだまだたくさんいるというのが印象的でした。

リウマチの治療として薬で炎症を抑えるのはもちろん大切なのですが、それだけで終わりなのではなく、患者様それぞれの問題に対応した問題解決を行っていかないと、このような問題は減っていかないだろうと再認識させられました。

 

 

当院にても迅速かつ的確な診断とリハビリテーションを組み合わせることにより、患者様にとってよりよい医療が提供できるように努力していきたいと思います。

 

 

院長

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