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2019_07 脳の科学から身体性の科学へ_村上

理学療法士の村上です。5月10日(土)に福岡国際医療福祉大学で開催された『脳の科学から身体性の科学へ』という勉強会に参加してきました。講師は今、ニューロリハビリテーションで日本のトップを走られている、畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター長の森岡周先生でした。

皆さんにとって「ニューロ」という言葉は耳慣れないと思いますが「神経、脳」といった意味です。医学の発展により、ここ10~15年くらいで「脳」のことがかなりいろいろと分かるようになってきています。「脳卒中」のような「脳」に関係する疾患だけでなく、当院と関係してくる整形外科的な疾患・訴えにも、「脳」が深く関わることが明らかになってきているようです。「脳」ということは「心理」的な部分も重要だということで、私たちは患者さんの「機能」だけに目を向けるのではなく、患者さんの「主体性や社会性、気持ち」などにも目を向けてリハビリを行っていく必要があるとのことでした。そして、そういったリハビリを行っていくためには、やはり私たちと患者さんとの信頼関係が重要とのことでした。

今までも感覚的に大事だとは思っていましたが、「脳」や「心理的」なものの重要性と、勉強の必要性を強く感じさせてくれた、大変興味深い勉強会でした。もう一度初心に立ち返って、整形外科的なものだけでなく「人全体」、「リハビリテーションとは」といったことを勉強していきたいと思います。そして最新の良い医療、正しい医療を皆さんに提供していきたいと思います。

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