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2017日本肩関節学会参加報告_金澤

先日の10月6-8日、東京品川にて開催された日本肩関節学会に、PT村上、木村、北川とともに参加してきました。自分は発表の機会もありまして、大学在籍時から研究していた結果を発表しました。発表のタイトルは「腱板縫合後における術後腱骨間のラマンイメージング計測」といったもので、ちょっとわかりずらいかもしれません。要するに「新しい評価手法で、腱板縫合後の治癒経過を観察しました」といったものです。なんのこっちゃ?と思われるかもしれません。もしかするとずっと臨床をやってこられた先生方でもチンプンカンプンだと思います。

しかしながら、このような研究を通して学問的な考え方を体感し、同時に他の施設の報告を客観的に評価するということは、医師はもちろんのこと、看護師や理学療法士などの医療従事者にとって非常に大切な素養であると考えています。

自分たちが現在行っている医療が果たして世間一般とずれたものではないか?、はたまた時代遅れなものになっていないか?等、自分がいま行っていることを客観的に評価できるのは、つまるところ自分の倫理観、知識や経験に基づいたものになってくるからです。

そういった素養を養ってくれるのはやはり学問的な知識とそれに基づいた討論につきます。特にこのような考えをしっかり身につけさせる為には、若いうちから経験させなくてはなりません。そのような理由から、今回PT3名を連れて学会に参加させて頂きました。留守の間患者様方には診察やリハビリテーションにご迷惑をおかけしました。また、留守の間、診療やリハビリをサポートしてくれたスタッフにも感謝しております。

このような学会参加が、あらためて金澤整形外科全体としての医療の質を上げることになると考えておりますので、これからもよろしくお願いいたします。

また、各々が学会参加した報告をアップしますので、是非そちらの方もご覧いただければと思います。

院長

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