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2018_1 福岡足の外科カンファランス参加報告_金澤

先日1月26日(金)に開催された福岡足の外科カンファランスに参加してきました。講演は「アスリートの足を治すー疾患別のポイントについてー」という題目で早稲田大学スポーツ科学学術院教授の熊井司先生でした。

足関節の靭帯損傷から最新の治療法について幅広く講演してくださいましたが、その中でも印象的だったことは

・局所の症状だけではなく、身体機能全体を把握することが重要

・動的メカニズムからの病態把握

・積極的な保存療法がこれからは必要

といった事柄でした。

整形外科の治療としてはまだまだ手術療法がメインであることに変わりないのですが、麻酔管理が必要であったり、患者さんに負担がかかるのも事実です。これからの時代は、より非侵襲的で、患者さんに負担が少ない方法を模索していくことが必要となります。運動器エコーをはじめとして工学的な進歩は著しいものがありますので、医学の分野でも、いままでの治療法にこだわらず、より柔軟に治療法を考えていく必要があるとあらためて感じました。同時に保存療法の軸としてはやはりリハビリテーションになってくると思います。より柔軟な発想で、患者さんの負担を少なくするような「積極的な保存療法」といったものを構築していけたらと思っています。

 

院長

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